2017年03月09日

横綱手数入(てずいり)奉納

3月4日土曜日、大阪の住吉大社にて、日本相撲協会の正式参拝があり、引続き四横綱による手数入奉納(土俵入り)が本殿前にて行われました。祖父の代からメンバーになっている神稜講(住吉大社の奉仕団体)の関係で特等席で観ることができました。
浪速に春を呼ぶ大阪場所を前にして行われた神事です。四横綱がそれぞれ神前で奉納した土俵入りは、気が入っていてとても素晴らしく感じました。良い体験をさせていただきました。

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2017年02月06日

全員研修、そしてトランプさんのアメリカ合衆国へ

しばらくブログの更新をサボってしまいました。
情けなく恥ずかしいことです。

2月4日土曜日は、全社全員研修を行いました。研修といっても厳しいものではなく、「心の研修」ともいうべき、ゆったりした内容のもので、この時期毎年行っています。まずDVDで映画を観て、感想文を書きます。あとの時間は個人、グループ、全社の各レベルでの「誓い」について、昨年の反省を行い、新しい誓いを立てていきます。個人レベルの反省や新しい「誓い」は、各人前に出て、メンバーの前でそれぞれ発表します。

今年の映画は、ヘレン・ケラーとその心を開いた家庭教師サリバン女史の葛藤の物語「奇跡の人」でした。人の魂に触れるのは如何に大変な作業か、真剣に一個の人間と向き合うとはどういうことなのか、が良く分かる映画でした。自分たちが家族に示す愛情も、まだまだ表面的なものに過ぎない、本当の愛とは厳しいものなのだ、まさに「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」を教えてくれました。魂が揺さぶられた映画でした。

そして午後からは「誓い」です。誓いの内容は、一人最大3つまで、仕事でも生活面でも良いとしています。ダイエットもあれば、本を読むこと、親孝行に関する事など、多種多様です。まず反省の発表ですが、達成できたという良い発表が増えてきているように感じました。前向きに生きている証です。うれしく感じました。発表はランダムに発表したい人から自主的に前に出て発表します。全メンバー臆することなく、上手く発表が回っていきます。これも非常に良いリズムが生まれています。

新しい誓いは色紙に書いて、皆の見えるところに全員分一年間張り出します。弊社を訪れるお客様方にも、いつも「面白いですね、良いですね」と感想を言っていただけます。

こういう一面の風土を持った会社です。

さて本日2月6日から、米国ラスベガスで開催される、アワード業界の展示会視察に行って参ります。トランプ大統領が誕生して、いろいろ混乱があるアメリカの今の空気を感じられるチャンスでもあります。帰国次第、またこの場で報告させていただきます。

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2014年07月10日

実際に自分で確かめることの大切さを痛感しました

【久しぶりのブログ更新です。一度付いたさぼりグセ、なかなか乗り越えられませんでした。情けない限りです】


さて、盛和塾関連の日中経営者交流会に参加するため、先日中国の杭州を尋ねる機会がありました。日本から二百数十名、中国側は2,000名を超える経営者が集いました。最近の中国政府の横暴ぶりから、すっかり「嫌中」に傾きかけていたのですが、やはり中国にも素晴らしいところはたくさんある事を自ら体感でき、民間レベルでの交流の大切さを実感しました。

杭州は古くから観光地・避暑地として栄えた場所で、西湖に面し、とても美しいところです。まずびっくりしたのは街にゴミが落ちていないことで、他の中国の都市とは全く違う様相でした。また湖の水質も厳しく監視されており、浮かぶ船の動力は全て電気バッテリー駆動か人力です。排水そのままの流入ももちろんありません。周辺の建物も古いものがよく残され、風景にマッチしています。
生活している人々は明るく、活力に満ちていました。上海などではよく見かける物乞いも一切ありません。中国国内からの観光客も多く、皆さん様々に楽しんでいました。

3年前ほどに同じような交流会に参加した時は、中国側経営者の多くは不動産関連で、正にバブルの絶頂時の勢いだったと思います。経営体験発表でも急成長の歪を盛和塾の経営哲学で補おうとしている感じでした。
今回は農業食品関連、自動車部品関連、私立学校運営など業種は様々で、発表内容も本質的な経営課題、社会問題に取り組んでいるものが中心でした。
例えば、@まるで二宮尊徳のように農村復興を目標に掲げて、食の安全にも留意した天然植物油を生産し、自分の会社だけでなく地域全体を豊かにしようと、私財を投げ打って取り組み利他の心の実践を行っている経営者 A技術と信用で顧客の日本企業からも深く信頼される経営を行っている経営者、B素行の悪い生徒も積極的に受け入れ、高校や専門学校を運営し、日本の江戸時代の陽明学者・中江藤樹から我々が学んだ「知行合一」を実践し、学校の食堂でも支払いや釣り銭を取るのを各生徒に任せ、事故は一切ない環境を作り上げた魂を揺さぶる教師・経営者(女性)
どれもが日本人経営者を凌駕する稲盛経営哲学の実践でした。

盛和塾の経営哲学も、易経、大学、論語、呻吟語など中国の古典から学んでいることが多く、その意味で中国人経営者にも受入れやすいのかもしれません。中国共産党による文化大革命後も、やはり原理原則的な古典の思想は生きているようです。

街の美しさと生活する人々の明るさ、真剣に経営に立ち向かう中国人経営者を通して感じた中国の心、これは実際に行ってみないと体感できないものでした。素晴らしい体験をさせていただきました。 (大気汚染はやはり・・・。)
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2013年06月16日

地球の裏側に行ってきました

 もう先月の話なんですが、ゴールウィークが終わった後、4泊8日でブラジルのサンパウロとリオデジャネイロを訪ねてきました。ドバイ経由で、アラビア半島、アフリカ大陸の横断は初体験です。
 京セラ創業者で最近ではJAL再生を見事に成し遂げた、稲盛和夫氏を塾長とする盛和塾のサンパウロ例会に参加するためです。時期と費用の面でかなり思い切った決断が必要でしたが、結論としては本当に行って良かったです。
 まずブラジルの盛和塾塾生の真摯な学びの姿勢、さらに親子が葛藤を乗り越え世代交代(日系一世から二世、または二世から三世へ)が行われている様を見せて頂いたことに大きな感動をいただきました。こういう場面でトロフィをお渡しできれば最高だなぁ、なんて思いました。日本人移民の歴史にも触れる機会があり、その品位と誰にも負けない努力に、日本人として誇らしく感じます。
 次にBRICsと呼ばれている成長新興国の一角を占めるブラジルの発展を肌で感じられました。資源の豊かさ、国土の広さ、そのポテンシャルは計り知れないものがあります。鉄鉱石も石油も無尽蔵と言って良いほどあります。
 食材の豊かさにも驚かされました。野菜や果物も新鮮で美味しく、肉は魚より安く、チーズなど乳製品の種類も豊富です。食べるものには困りません。
 一方、物価はそれほど安くありません。例えばガソリンは産油国なのに日本とほぼ同じ価格です。全体的に税金が高いようです。車もカローラクラスが400万円超える価格です。レストランもしかり。しかし、給与だけは水準が低く、人々はどうやって生活しているのだろうと疑問が湧きました。その分、貧富の差はかなり大きいようです。高速道路などのインフラ整備もまだまだこれからのようです。また、サッカーワールドカップやオリンピックの準備が始まっていますが、建設現場では労働者一人に監督者が二人いるとの揶揄の通り、実際スタジアム建設現場で一生懸命働いているのは三分の一ほどでした。豊かな国であるのに先進国まで上り詰められないジレンマがあるようですが、日本人の尺度で測るのは間違っているとも思いました。
 リオデジャネイロの夜空は美しく、南十字星を初めて観察できました。

記事のタイトル、つい地球の裏側と書いてしまいましたが、ブラジルから見ればこちらが裏、実際地球に表も裏もないこと、実感できた旅でもありました。ブラジルの皆さんへ敬意を込めて書き加えておきます。



飛行機

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2013年01月02日

新年あけましておめでとうございます

元旦の朝、自宅の近所から初日の出を拝むことができました。ちょうど東に向かって見晴らしが良い小高い丘があって、そこから奈良や和歌山の県境にそびえる山々が見渡せます。日の出はちょうど葛城山と金剛山の峰の間からでした。凛とした空気の中、勢いよく飛び出す感じで太陽が現れました。しかも独占です。こんな良いスポットなのに、周囲には誰も居ませんでした。贅沢な体験でした。

この地に住んで10年になりますが、このスポットから初日の出を拝むのは初めてです。こんな素晴らしいものを今まで見逃していたんです。今回は一人だけで楽しんでしまいましたが、来年は無理矢理でも家族を引き連れて来ます。

今年も良い年にします。


晴れ

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2011年12月30日

2011年、振り返ると大変な1年でした

あ〜、ブログの更新、しばらく抜けていました。今年は月1回の更新を心に誓っていたのですが・・・。

それにしても、振り返ると本当に大変な1年でした。世界経済的にも、日本国も、大阪も、我がWINも、そして個人的にも。まさに激動の1年と言えます。いろいろ起こった試練、その一瞬一瞬は平常心で一生懸命受け止めていましたので、恐怖も不安も感じませんでした。2つの出来事を除いては。

東日本大震災&津波、そして続いて我がWINで起こった事、これらだけは魂から揺さぶられ、自分の無力さに、弱さに、打ちのめされました。

宇宙的観点からすれば、すべては善きことのために起こっていると言います。そこには犠牲も伴いますが、残された私たちは善きことを実現させるために努力を続けなければ行けません。また強い思いで頑張っていきたいと思います。




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2011年09月26日

10月10日は第12回大阪メチャハピー祭!!

今年も大阪メチャハピー祭の本祭が、10月10日「体育の日」に開催されます。大阪城ホールを中心に、ビジネスパーク、京橋駅前、その他京阪電車沿線の古川橋、枚方などで踊りが繰り広げられます。

第4回目からボランティア参加していますが、年々盛大になっていきます。「青少年の健全育成」を旗印にした全国唯一の祭で、年間を通じて学校での踊りの指導も行い、「問題行動を未然に防ぐ活動」として認定もいただいています。そのような祭にボランティア参加させていただいていることを誇りに感じています。

高知のよさこい踊り、それが札幌YOSAKOIソーラン祭りに波及し、それからこの大阪メチャハピー祭が誕生しました。稚内の問題中学であった「南中」が再生する切っ掛けとなった「南中ソーラン」を中心に、「大阪バンザイ」やその他各チームオリジナルの踊りを楽しむことが出来ます。幼稚園児から、高校生までの子供や青少年の皆さんのみならず、お年を召された方々もチームを組んで元気に参加されています。

祭のあいだ、大阪城ホールで演舞されたチームにはメダルが掛けられます。皆素晴らしい踊りですので、全員に掛けられます。その時の子供たちの表情が素晴らしく、また「ありがとう」と言う言葉が自然に出ています。メダルを掛ける方も感激です。この場面にアワード業界に関わる身として深く感動させられ、ボランティア参加が始まりました。

ボランティア活動では裏方仕事を携わっていますので、あまり踊りを見ることが出来ないのですが、笑顔はじける踊り子たちには出会えます。とても良い気をいただけます。皆様にも、ぜひ一度お気楽にご観覧いただきたく思います。そしてもっともっとこの大阪メチャハピー祭が広がることを祈っています。


わーい(嬉しい顔)

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2011年08月07日

今年も富士山登山に再挑戦!! 無事に山頂へ?

昨年は嵐のような天候で8合目で断念した富士山征服、今年は山頂まで辿り着きました!!
7月29日金曜日の夜、バスで大阪難波を出発し、30日朝に富士山5合目到着、10時には8合目の山小屋目指して歩き始めました。
小学2年生の愚息と夫婦の3名で、今年も同じ富士山登山ツアーに参加です。

昨年は、歩き始めから雨で、途中から横殴りになり中までずぶ濡れになりました。しかもリュックの中も水浸しで着替えも濡れてしまい、自然の力を正に体感しました。遭難するってこんな感じなのかと思いながらやっとの思いで8合目山小屋に到着しても、身体は冷え込みしばらく震えは止まりませんでした。

今年も7合目あたりから雨が降り始めましたが、準備万端で中まで濡れることも無く、8合目の山小屋へ予定通り夕方5時ごろに到着しました。早めの夕飯を食べ、仮眠をし、31日午前1時に起床、ラッキーにも雨は止み、1時半に山頂目指して出発しました。

空気が薄くなり、ちょっと苦しみましたが、一歩一歩確実に山頂に近付いていると自ら鼓舞し、どうにか山頂に到着!! 我が愚息もしんどくて途中泣きべそをかいていましたが、山頂にたどり着くと元気になって、達成感を味わっていたようです。

残念ながら、ご来光は大きな雲に阻まれてしまいましたが、日本一の山を「征服」した余裕からか、山頂から見る雲(自然の営み)にも感動を覚えました。

苦しみながらも、一歩一歩も歩みの大切さ、確実に前得進む大切さ、を体感できました。日本一の会社になるのも同じこと? 頑張ります。

晴れ

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2011年06月19日

東日本大震災発生から99日の南三陸町へ

南三陸町周辺へ支援活動を行っている方とのご縁があり、6月17日に経営者仲間と南三陸町を訪問しました。私たちが集めた義援金の有効な使途の確認と、現地の現状を体感することでした。

よくマスコミに映し出されていた志津川にある南三陸町防災センターや、志津川病院などを間近で視察することが出来ました。がれき撤去はかなり進んでいるようでしたが、私たちの目にはまだまだ破壊された車を含んだがれきが多く取り残されているように思えました。南三陸町は一時壊滅状態で多くの町民の皆さんが行方不明だと伝えられていましたが、最終的には死者・行方不明の合計は1,000名弱で、町民の皆さんの90%はご無事だとお聞き出来ました。あの惨状で良く生存されたと思います。

支援で一番有効なのは船外機だと地元の声を聞きました。もちろん船も足りないのですが、今残っている船を動かすには船外機が必要で、船が動けば様々な天然の魚介類が採れ、漁師、加工業者、流通業者へと、どんどん経済効果が波及し、さらに大きな船を再び購入する資金も作ることが出来ます。そのように地道に復興を目指すことが一番大切なように感じました。

また支援を受ける側の問題も多く聞きました。頼ることに慣れてしまい、自ら付けることを忘れ、自活が必要な仮設住宅に移ろうともしない、さらには感謝の気持ちも忘れてしまった状況が一部にあるようです。心の荒廃も始まっているようで、早く新たな支援の在り方を見つけ実践しなければなりません。


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2011年04月17日

私たちに何が出来るのでしょう?

東日本大震災発生から1ヶ月以上が経ちました。3月11日は私も東京出張中で、羽田空港へ向かう京急電車の中で震度6の揺れを体感しました。その後どうにか羽田空港へたどり着き、空港で1泊させていただきました。暖かい場所で、食料も豊富にあり、毛布もいただきました。ワンセグで刻々と伝えられる状況から想像できる被害の甚大さと被災された方々の状況を思うと、申し訳なく思っておりました。

3月12日朝は、日本人の素晴らしさを体感しました。皆起き出すと同時に言われるまでもなく、毛布をきれいにたたみ、クッションに使っていた段ボールなどをゴミ箱周辺に集めていました。毛布を集める放送があった時にはすでに準備が整っている状況でした。日本人は物心両面で復興できる、と確信のようなものが湧いてきました。その後インタビューされる東北の被災者の皆さんの冷静な受け答えの素晴らしさにも感動しました。

実は周囲の大阪の経営者で、あの日、結構東京で一時難民の経験をされた方が多いのです。東京にいろんなものが集中している一つの例ですね。東京一極集中をさせてしまった大阪人の責任も感じました。大阪はもっと頑張らなあかん。

4月12日、わが社が所属する工場団地組合主催の、青山繁晴氏の講演会がありました。とても熱い講演で、テレビで見る青山氏よりも何倍のエネルギーを使って講演いただきました。福島原発問題から、地震発生地域だからこそ近海に多く埋蔵されているメタンハイドレードのお話、最後は硫黄島の戦没者遺骨収集問題まで、とても熱く語っていただきました。共通している課題は、私たち日本人の覚悟と決断です。福島原発はやはり初動に大きな問題があったようです。水素爆発があった時点から危機を全てお見通しだった米軍の放射能事故処理能力をもっと活用すべきだったのでしょう。さらに、これ以上の原子力発電所の建設が難しくなる中、メタンハイドレードが大きく脚光を浴びるはずですが、石油メジャーの圧力に屈している日本政府は何もしようとしません(わざわざ埋蔵量の少ない地点で調査研究している振りをしているだけのようです)。そして玉砕後の硫黄島で遺骨を並べた上に米軍が作った滑走路をそのまま使用している日本政府。どれも何が大切か忘れてしまっている私たち自身が問われています。情けない日本政府を生み出しているのも私たちですから。

私たちに何が出来るでしょう? まずは日本を物理的な復興だけでなく、日本人の心の復興をそれぞれの家庭で、学校で、会社で行うことが一の出来ることであり、やらなければならないことです。それぞれの立場で出来ることが見えてきます。日本人の素晴らしいDNAを活かしましょう。



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2010年08月06日

文字通り自然の脅威を体験

先月末、親子3人で富士山登山に挑戦してきました。
 
夜行バス直行で富士山五合目に朝到着。そこからガイドさんに従って30人ぐらいが一団となって午前11頃出発し、夕方までに八合目の山小屋を目指し、山小屋で仮眠した後、夜中に登頂を目指してご来光を拝むという予定でした。
 
ところが登山当日は、前日まで晴天続きであったのに、五合目出発時点から激しく雨が降っていました。もちろん雨具の用意はしていましたので六合目過ぎるぐらいまでは大きな問題はなく、小学校1年生の息子も楽しんでいました。
 
上がるにつれ、天候はどんどん悪化してきます。風も強くなり横殴りの雨にさらされ、登山用の雨合羽でも雨水は遠慮なく染み込んできます。私は甘く見ていて、実はゴルフ用の雨合羽を着用していました。最初は良かったですが嵐の中では意味はなく、全身ずぶ濡れ状態です。
 
七合目から八合目までは岩場が多く、その岩場も滝のように水が流れてきます。また気温も下がります。息子は、「なんでこんなところに連れてきたんや」(自分が連れて行ってくれと言ってたのですが)とずっと泣きどおしでした。遭難する状況とはこうなんだと、実感できました。本当の極限ではなかったのでしょうが、私達には限界でした。やっとの思いで辿り着いた八合目の山小屋、急いで濡れた衣服を脱ぎました。しかし着替えも十分でなかったため、寝床の布団にもぐり込みました。しばらく震えは止まりませんでした。
 
天候は益々厳しくなり、夜中には雷も鳴り始め、ガイドさんが登頂は断念を宣言。翌朝ゆっくり下山することになりました。同行の全員が納得する決断でした。
 
翌朝は雨も止み、下山途中から青空も見え、下山中には濡れていた衣服も乾き始めました。雲海を楽しんだり、雲間から見える下界の景色に見とれたり、打って変わって下山は楽しいものになりました。
 
前日あんなに泣いていた息子も、「二年生になったらまた挑戦する」と言ってくれました。したがって、来年また必ず挑戦します。
 
☆ ☆ ☆
 
厳しさを先に教えてくれた富士山に感謝です。準備の甘さを思い知りました。これがもし天候が良く登頂に成功していたら、山を甘く見続けて、いつか本当に遭難することになったかもしれません。ありがとうございました。 (下山後の温泉とビールは最高でした!!)
 
 いい気分(温泉)
   
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2010年05月05日

Free Ride

とうとう強烈に昔を懐かしむ心境を迎えてしまいました。 どちらかというと過去は振り返らず、今を大切に生きてきました。
  
先日、好きな音楽はと聞かれて、「Pable Cruise」と答える機会がありました。質問した人はどんなグループチンプンカンプンで、早速ネットで調べたそうです。そして、「youtubeで見ましたよ。フリー何とかというサーフィンの映像と一緒にオーシャンブリーズが流れてました・・・」 と教えてくれました。
 
何? フリー何とかというサーフィン映画、ひょっとして幻のサーフィン映画「Free Ride」? しかし、仕事や子供との時間に追われて確かめることができませんでした。
 
本日5月5日子供の日、午前中会社で残務整理をし、午後から久しぶりに自由な時間ができました。子供は外で遊んでいます。
 
そしてやっとyoutube見ました。正しく幻のサーフィン映画「Free Ride」の一部で、Pablo Cruiseの「Zero to Sixty in Five」や「Ocean Breeze」がバックに流れています。すっかりハマってしまいました。70’s半ばから80’s前半の時代にタイムスリップしたような気分です。あの頃憧れていたサーフィンやサーファーのお姉さま方、アメリカ村の雰囲気、「Free Ride」を流しているカフェバー、いろいろな場面の音や匂いを感じました。
 
ついでにPablo Cruiseをネットで調べてみると、公式サイトがあって、まだ活躍しているではないですか。早速に会員になりました。グッズは海外発送していないようでちょっと残念です。一年を通じてマイナーなイベントでコンサートをやっているようなので、今度機会があったら絶対に参加してみたいと思っています。
 
50歳を過ぎて、とうとう昔を懐かしむ心境になってしまいましたが、なかなか良いものだと思ってます。

 
音楽
 
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2010年02月09日

断食フェチになりそうです

実は1月の最後の金曜日から3日間、またもや町田宗鳳先生の健康断食に参加してきました。昨年7月にも参加したのですが、今回も再び素晴らしい体験ができました。
 
体重を減らすのはどちらかというと副次的な事で、身と心を軽くするのが大きな目的です。
 
まず身からは、日曜日の明けの食事の後、宿便と呼ばれるものを出します。これは何も腸に溜まったヘドロ的なものではありません。食をしばらく断つことにより、人間ひとりを作る60兆個の各細胞が栄養素がやってこないことに気づいて活性化し、不要なものを取り出し、身体に溜まった脂肪からエネルギーを摂ろうとする事によってでてくる不純物なのです。断食によって細胞が生まれ変わったようになるわけです。
 
そして心の方は、町田先生の素晴らしい講話を聴き、感謝念仏を唱え、座禅をすることにより見事に浄化されます。経営に関して悩んでいたことなどが、すっきりし、勇気と希望が湧いてきます。
 
このような贅沢な時間を持たせていただいたことに深く感謝しています。あえて食事を摂らないという行為そのものも、今の世の中では非常に贅沢な事ですね。
 
また時期が来て、スケジュールが合えば健康断食に参加したいと思っています。

 
晴れ
 
 
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2009年11月12日

日本の心 台湾の心

「日本の心 台湾の心」と題した写真展が、12月6日(日)〜13日(日)、大阪市立総合学習センター・ギャラリーA&Bで開催されます。主催は、大阪日台交流協会、日華文化協会です。
 
WINで扱っているビーナス・アワードというブランドは、台湾のプロダクト・デザイナー、Frank Jiangさんが立ち上げたもので、彼とは家族ぐるみでお付き合いさせていただいています。台湾を何回か訪れ、風土や文化に直接触れ、そして日本との関係もいろいろ理解できるようになって来ました。
 
日本や台湾でもマスコミでは中国本土との関わりを重点的に扱い、日本は元の支配国として多少悪者的に扱っていますが、実際は全く違います。
 
台湾を肌で感じ始めると、まず、中国本土と台湾は全く別の風土、文化を持つ「国」であることが理解できます。また、日本の統治時代に良いことが沢山あったことも台湾の人たちから教えていただけます。マスコミに喧伝されている内容とは全く違う事実がそこにあります。逆に、蒋介石の国民党支配を含め中国本土から過去、どれだけ虐げられてきたかが良く分かります。
 
台湾でも中国本土出身者が増えつつあり、世論を中国寄りに誘導しようとする試みも多く見られますが、台湾を故郷にする人たちの多くは違和感を持っています。
 
そのような現実は、全く日本へ知らされていません。
 
この写真展は、上記のような民族的問題はさておき、単純に日本と台湾には共通の魂が流れていることを伝えるものだと思います。機会があればできるだけ多くの方々にご鑑賞いただきたいと思います。
 
 
 
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2009年08月08日

健康断食に参加しました!!

先週の金曜日、朝から何も食べず仕事をし、夕方宝塚の若水という有名な温泉旅館へ集合。お料理でも有名なこの旅館で、良い出汁の匂いを嗅ぎながら、何と引き続き何も食べずに日曜日の朝まで過ごし、丸2日間の断食修行を行いました。
 
これは宗教学者、特に法然の研究で有名な町田宗鳳先生が主催されている健康断食会です。
 
金曜日の晩から日曜日の朝まで、起きている間は、座禅、健康念仏、町田先生のご講話、気孔体験、体操などメニューが一杯で空腹を感じる間もなく、楽しく過ごすことができました。そうなんです。意外と楽しかったんです。
 
感謝念仏は、「あ」、「り」、「が」、「と」のそれぞれを息が続く限り大きな声を出して唱えます。30名以上の参加者がいましたので、その音声が重なり、不思議な和音となり、楽器の演奏が聞こえたり、お経が聞こえたり、不思議な体験ができます。さらにそれぞれの感謝念仏を唱える時に、テーマを決めて行います。例えば、家族へとか、会社のメンバーへとか、自分へとか・・・・・。大きな声で唱えていると、涙が自然に零れ落ちる体験もしました。
 
町田先生は14歳で京都大徳寺に入り、その後34歳で大学へ行った経験もないのにハーバード大学院への入学を果たされ、宗教学者となられ、世界的に活躍されています。著作も多く有ります。現在は平和の願いの源、広島大学で教えられながら、卓越されたそのご体験を元に、広く一般に人間の生き方を伝えようと活動されています。健康断食もその一環です。
 
日曜日の朝、明けの食事を取りますが、まず丼に大きな梅干を白湯でほぐし飲み干します。続けて水炊きした大根を煮汁と一緒に丼に入れ、そこへまた大きな梅干をほぐして大根を食べ、煮汁を飲み干します。これを最低でも5杯。そうすると、突然便意を催し、何回もおトイレへ駆け込むことになります。でも苦痛ではありません。お腹の中が浄化され、腸内のヘドロである所謂宿便が一掃されるのです。
 
人間の体の不思議を学び、日頃の不摂生に気づかされ、心が表れる、そんな生まれ変わり体験をさせていただきました。
 
町田先生は来年も私たちのためにこの会をやりましょうと言っていただきました。来年も必ず参加します!!
 
わーい(嬉しい顔)

 
 
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2009年03月12日

至極の時をステーキハウスで過ごしました!!

今年も行ってきました、ラスベガスへ!! 目的は、Award & Recognition International Market 2009 の視察です。そして、今や第2の目的と化しているのが、カリフォルニアワインと一緒にTボーンステーキを楽しむことです。
 
食することに夢中で今年も写真を撮ることを忘れてました。(すいません)
 
ラスベガスに4泊したのですが、そのうち2夜はステーキハウスに通いました。しかも同じ店。幸いにも宿泊したホテル、Circus Circus にも有名なステーキハウスがあり、店の名前も「Steak House」
 
良くアメリカ旅行をした人たちはアメリカの肉はまずいといいますが、本物のステーキハウスへ行かれたのでしょうか? 塩コショウだけで炭火焼きされたステーキは、ジューシーで、本当の肉の味を楽しめます。一旦これを経験したら、日本の霜降り肉が食べられなくなります。
 
決して冷凍されず、一定の温度で熟成された肉。ステーキハウスが本物かどうか見極めるためには、ステーキの切り身が、お客様から見える場所に積んであるかどうかです。
 
カリフォルニアワインも最高でした。いつも頼むのはメルロウ種。個人的に、ステーキに一番合うと思っています。
 
また食べに行きたくなってきました!!

 
 レストラン
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2009年02月21日

オタフクソース工場見学してきました!!

 つい先日、オタフクソース広島本社工場およびWood Egg お好み焼き館を見学しました。オタフクソースはお好み焼きソースを中心にした商品を生産販売する優良企業で、その生産設備と付属施設であるWood Egg お好み焼き館は素晴らしいものでした。

創業者の経営哲学が今も受け継がれ生きています。例えば「仕事をしてくださる方も縁だからのー」ということで、昨年完成したこのWood Egg お好み焼き館には工事にかかわった人全ての名前を刻んだ碑が片隅にありました。下働きであったろう中国人の出稼ぎの人たちの名前まで刻んでありました。

Wood Egg お好み焼き館はオタフクソースの夢とお好み焼きに賭ける思いが形になったものです。そこでは本物の広島風お好み焼きを食べさせていただきました。社内で特別に選ばれたお好み焼き名人に焼いていただけるので、最高でした。

このように会社の夢や思いを形に出来るのは素晴らしいですね。WINもそうありたいと思いました。


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2009年01月12日

今宮戎神社へ参拝してきました

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10日の本戎、今年は途中まで心斎橋筋商店街の宝恵篭行列に加わり、今宮戎神社へ向かいました。宝恵篭行列は、道頓堀で他の商店街(宗右衛門町、道頓堀、戎橋など)の宝恵篭行列と合流。そこで歌舞伎役者やタレント(まな

かな、など)を呼んだイベントがあり、一同今宮戎神社を目指します。
 
私たちはイベントの途中抜け出し、先に神社へ向かいました。もの凄い人出でした。境内入り口から参拝するまでかなり時間がかかりました。今までのお礼とこれからの商売繁盛を祈願しました。
 
境内は人混みの中、「商売繁盛、笹持ってこい!!」の掛け声が鳴り響き、さらに警察の放送が重なって、まるで映画に出てくる新興宗教の熱狂のような雰囲気になっています。
 
参拝して直ぐに笹をいただき、綺麗な福娘に飾り付けをしてもらいました。(これが最大の楽しみ?) 最後は神殿の裏に回って、「たのみまっせ、えべっさん」とばかりに壁を手で叩きます。(今は大きな銅鑼のようなものが二つ壁に掛かっていて、それを叩きます)
 
一連の行事を無事に終わり、今年も本格的にスタート!! 頑張ります。

 
 
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2008年11月27日

二宮金次郎って? これが凄いんです。

先日、小田原に行ってきました。目的は二宮金次郎(二宮尊徳)翁の生まれ故郷を訪ね、その思想に触れ、その足跡の一部を垣間見ることにありました。
 
昔小学校の校庭に、薪を背負い、歩きながら本を読み勉強している銅像がありましたが、何をした人物か全く説明はありませんでした。せいぜい、「今の世の中、こんなことしたら交通事故にあうからダメですよ」っていう先生の注意のネタに使われたぐらいでした。
 
最近、ある勉強会でその語録を学ぶ機会があり、その生涯を知り、この小田原の旅が実現しました。
 
とにかく凄い人であったのは間違いありません。
 
まず、二宮金次郎翁の体格に驚きです。身長は180cm以上、体重も90s以上の大男であったようです。
 
そして只の農民ではなく、松下幸之助翁や稲盛和夫塾長に匹敵するような実業家でありました。信用組合の元祖的な組織を作り上げ、非常に大きな金額のお金を動かし、荒廃した村々を建て直し、土木工事を行いました。その業績は末期の江戸幕府にも伝わり、幕府直轄のプロジェクトにも関わりました。
 
さらにその凄さは、決して私欲を肥すことが無かったことです。亡くなった後、田んぼ一反もなく、お金も全く子孫に残しませんでした。全て社会のために費やしました。
 
* * *
 
戦前、二宮金次郎の例の銅像が学校に建てられたのは、国家の指示ではなかったのです。二宮金次郎の徳を偲んだ民間人の寄付で始まり、それが一種の流行となって全国に広まった現象だったそうです。
 
戦後、二宮金次郎の思想や実績は、誤って軍国主義の一部のように捉われ、日教組の目の敵になってしまいました。非常に残念なことです。
 
私たち、日本人は今こそ二宮金次郎に学び、世界に新しい経済システム、エゴで動くのではなく、心で動く経済システムを拡げる義務があるように思えてなりません。
 

 本
 
 
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2008年10月25日

100年に一度の経済的動乱のNYへ

ちょっとブログの更新をサボっていました。
 
その間いろいろなことがあったわけですが、その中の一つ、ニューヨークとサンノゼ訪問を報告します。
 
10月はWINにとって一番忙しい月なのですが、それにもかかわらず、9月30日から10月7日まで盛和塾USAツアーに参加し、まずNYダウ777ドル大暴落直後のニューヨークを訪れました。
 
何となくウォール街は力無く感じましたが、それ以外の場所は相変わらずの喧騒で、100年に一度の経済的動乱が起っているとは思えません。タイムズスクエアに程近い、以前勤めていたErnst&Young会計事務所のNY本部ビルも訪れましたが、夜の10時にも関わらず、プロフェッショナルたちが出入りをしていました。本当にアメリカの会計士は良く働きます。
 
ニューヨーク訪問の最大の目的は、稲盛塾長の市民フォーラム参加と盛和塾ニューヨークとの交流です。稲盛塾長の「人は何のために生きるのか」という市民フォーラムでの講演は、同時通訳で聞いていた多くのアメリカ人たちにも感動を呼び起こしていました。人類普遍の原理原則的考え方がそこにあるからでしょう。
 
ニューヨークのあと、今だ建設ラッシュが続くラスベガスで一夜を過ごし、一行はサンノゼに入りました。いわゆるシリコンバレーです。
 
サンノゼは稲盛塾長の京セラ発展の元となった地でもあり、今そこに盛和塾サンノゼが立ち上がり、開講式が行われました。どこでも日本人の活躍は素晴らしいです。
 
今回のツアーは総勢100名強の塾生が日本から参加するという大きなものでしたが、素晴らしい経営をされている皆さんとじっくりコミュニケーションできたのが最大の成果でした。いろいろ経営のツボを教えていただきました。
 
もちろん稲盛塾長とも会話を持たせていただく機会があり、トイレもご一緒したりもあり、良い体験でした。
 
最後に、このような忙しい時期にわがままを許してくれたWINのメンバーに深く感謝しています。皆さん、ありがとう!! (社長が居ない方が良いのかもしれませんが・・・笑)
 
わーい(嬉しい顔)

 
 
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