南三陸町周辺へ支援活動を行っている方とのご縁があり、6月17日に経営者仲間と南三陸町を訪問しました。私たちが集めた義援金の有効な使途の確認と、現地の現状を体感することでした。
よくマスコミに映し出されていた志津川にある南三陸町防災センターや、志津川病院などを間近で視察することが出来ました。がれき撤去はかなり進んでいるようでしたが、私たちの目にはまだまだ破壊された車を含んだがれきが多く取り残されているように思えました。南三陸町は一時壊滅状態で多くの町民の皆さんが行方不明だと伝えられていましたが、最終的には死者・行方不明の合計は1,000名弱で、町民の皆さんの90%はご無事だとお聞き出来ました。あの惨状で良く生存されたと思います。
支援で一番有効なのは船外機だと地元の声を聞きました。もちろん船も足りないのですが、今残っている船を動かすには船外機が必要で、船が動けば様々な天然の魚介類が採れ、漁師、加工業者、流通業者へと、どんどん経済効果が波及し、さらに大きな船を再び購入する資金も作ることが出来ます。そのように地道に復興を目指すことが一番大切なように感じました。
また支援を受ける側の問題も多く聞きました。頼ることに慣れてしまい、自ら付けることを忘れ、自活が必要な仮設住宅に移ろうともしない、さらには感謝の気持ちも忘れてしまった状況が一部にあるようです。心の荒廃も始まっているようで、早く新たな支援の在り方を見つけ実践しなければなりません。
2011年06月19日
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