2011年02月06日

アワードへの魂注入が危機に瀕しています

トロフィー、優勝カップ、楯、メダル、どのアワードアイテムも、そこに賞名や受賞者の名前などが刻まれて、初めて世界に一つしかない大切なアワードになります。プレートや本体に文字を彫り込む作業は、まさにアワードへ魂を注入している儀式とも言えます。

しかし、このアワード業界では昨今、この儀式が非常に軽んじられています。魂の注入、本物の付加価値を生む過程を、「文字代込み」「文字代無料」などの行為で、大げさに言えば汚しているのです。

アワードの意義を深く考えお伝えする前に、トロフィーと言うアイテムを如何に売るか、つまり物売りに徹してしまい、また安易な価格競争を、私たちは生んでしまっているんです。
アワード商品を購入されるお客様も、継続したアワードイベントの場合、最初の精神よりも如何に安く買うかの使命が重要になってしまい、それをデフレの世の中がお客様をさらに追い詰めているのが現状です。

私たちアワード業界に従事する者は、アワードの意義を忘れてはなりません。魂の注入の儀式を大切にせねばなりません。商品を安くしても文字彫刻代をしっかりいただき、プロとして正しく仕事をするべきだと思います。

もうひとつ文字代が軽んじられる状況はネット販売にも隠れています。アワード商品をネットで購入されるお客様へ、最初から文字原稿を整えられている方は少なく、どうしても後からのご提供になる場合が多いのが現状です。そうするとすでに決済がネット上済んでしまい、後から追加で文字代をいただくのが難しい流れになっているのです。ご購入時に文字原稿と文字代が確定できるシステムの確立が必要です。

今の業界でこのようなことを考え発言するのはドンキホーテのようですが、WINは文字彫刻を大切にし続けます。自信を持って、有り難く文字彫刻代を頂戴していただくよう、お願いし続けます。

黒ハート

posted by やさしいドラゴン at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | アワードについて思うこと
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