2008年03月10日

ツームストーン

(別のサイトから移動された記事です。オリジナルは2007年11月に発表されました。) 
 
子どもの頃から西部劇ファンであったので、ウエスタン映画を数多く見てきました。決闘シーンに酔いしれ、ガンベルトにモデルガンで早撃ちの練習もしてました。
中でも「O.K.牧場の決闘」は数多くの映画が作られ、最も有名なものです。憧れが高じて、アメリカで生活していた頃、決闘があった場所を尋ねました。
場所はアリゾナのツーソンからさらに南、メキシコ国境に近いツームストーンという街です。今でもド田舎。メインストリートには木造の低い建物が並び、雰囲気は満点。ワイアット・アープやドク・ホリディが出てきそうな佇まいを残しています。
ツームストーンとは墓石です。正に南に地の果て、無法の地であったことが想像できます。決闘そのものは1881年に起こりました。牧場と訳されていますが、実際はコラール、馬を繋ぎとめ、世話をしてもらう場所、今で言う洗車サービスのついた駐車場見たいな所です。
事件の由来はいろいろありますが、政治的野心をもった保安官ワイアット・アープが仕組んだものだと言うのが定説になっています。
ワイアット・アープはその後連邦保安官を務め、後にハリウッドに招かれ映画製作アドバイザーを続けていたそうです。
ドク・ホリディはアル中の結核持ちでしたが、その後結核療養所で亡くなっています。二人の友情が固かったことを示すエピソードとして、カリフォルニアに居たワイアット・アープが遠い療養所を亡くなる前に訪ねて、ドクを元気付けた記録が残っているそうです。当時、いくら汽車が発達していたとはいえ、その友情の深さが分かります。
* * *
ツームストーンと言えば、私たちの仕事にも関わりがあります。主に証券会社の方々が、社債発行、M&A資金調達、産業再生機構目的達成などの際、記念の楯を作り関係者に配ります。その楯が、ツームストーンと呼ばれています。
最近でも大きなM&A案件、産業再生機構がらみの企業買収案件などに関わってこのツームストーンをいろいろ作らせていただいています。
もともとは米国で証券会社が新聞で社債発行を知らせた広告がいつも墓石に刻まれた銘文のようなレイアウトだったため、こう呼ばれ始めたようです。
産業再生機構がらみのお仕事では、これは正にツームストーンだなあと、消えていく会社の名前が入った楯を思わず拝んでしまいます。

 
posted by やさしいドラゴン at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | トロフィーに関する話題
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